自殺は愛情表現
恋人の匂い 親友のベッドの上 いつもと変わらない地元 昔好きだった男の子 後ろ姿 恋人の声 テレビの音 六年ぶりの花火 花火の音 終わったあとの静けさ 切なさ 泣きそうな私 死にたい気持ち
雨。
雨と君の匂い あの人の匂い 体温の差 雨の音 薄れてく意識の中のあの人の顔 不安そうな君の顔 守らなきゃならないもの 自我と自尊心 自分の気持ち 君の気持ち あの人の気持ち 今日も雨
不安と恐怖。
自殺未遂して丸一日経って、大分冷静に整理できるようになった。
恋人が目を覚ましたときは安心して涙が出るレベルだった。
人間安心すると涙が出るんだなあ…と。
ちゃんと目を覚ますまでは、本当にこの人起きるんだろうか。とか
後遺症なにも残らないだろうか。とか、不安要素が多すぎて
一人で泣いたり、恋人に対して今まで意識したことなかった
気持ちなどの整理をしたりしてみたけど、心ここに在らず的な。
気を紛らわそうとYouTubeを見てみたり、反応のない恋人の手を握ってみたり
髪を撫でてみたり、一人で居る心細さを緩和しようと
一人で必死になってた。
綾川は恋人が居ないと本当に生きていけない。
たまに夢を見たって起きる、本当に30秒ほどの会話に安心したり。
でも夢現の恋人を見ると愛しさとかそういうの、わかんないけど
この人は綾川がいないと本当に生きていけないんだって思ったり
実際そんなことないんだけど、メンヘラの共依存は怖い。
綾川が守らないと生きていけない恋人も
恋人が居ないと生きていけない綾川も、
どっちも自尊心を保てない馬鹿なんだろう。
メンヘラカップルは救えない
戒めとして始める日記。
私は文才がないので、面白みもクソもないただの小学生の日記。
恋人と自殺未遂をしました。
きっかけは私の浮気と風俗務め、当日明るく振舞っていた恋人が一番つらかったんだろうな。
自業自得なのに私が病んで自傷とプチODをカマしてラリってへろへろしてる間に、恋人は家にあった自分の睡眠薬をボリボリラムネのように食ってラリってた。
少しだけ正気になった私は泣きながら恋人をベッドへ。
それが夜中の2時くらい。
起きたら昼過ぎだったし、恋人は起きてた。
私に向かって「殺してくれ」という恋人、「殺せない」「嫌だ」「居ないと生きてけない」となく私。
相当カオスな状況だな?共依存は怖い。
「一緒に死んでくれるって言ったじゃん嘘つき」なんて私がのたまうもんだから
「薬全部出して。死ぬならもう必要ないでしょ。それ飲もう」って言い出す恋人。
止める人は誰もいない。
150錠ずつくらい飲んだのかな。
意識はっきりするでは、断片的にしか記憶が無い。
恋人に死ねって言われたこととか、恋人と泣きながら喧嘩したりだとか。
はっきり起きたと認識するまでは妹にLINEで意味わからない分を送ったり、謎なツイートをしたりしていたらしい。
私の意識がはっきりしても、朦朧としてる恋人。
どうしていいかわからず親友を召喚
「とりあえず俺らにはどうにも出来ないから、救急車呼べ」
この一言がなきゃ救急車なんて呼べなかったな、ありがてえ。
病院付いてからは採血と点滴。
胃洗浄は時間が経ちすぎてるとのこと。
帰ってきて即寝してしまい昼前に起きた。
恋人はまだまだ朦朧としているみたいで
会話はかろうじて出来るが起きられない。
でも第一声が「綾川は大丈夫なの?」だったのは一生忘れられない。
自分の方がつらいはずなのに、苦しいはずなのに、こんな状況になっても愛してくれる恋人は神だと思う。
終わらない人生。
これから綾川は恋人を大事にできるのか。